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[ カテゴリー » 電源 ]

スイッチング電源アダプター考

自分が使用している電源基板は何枚もあるがその半数は電源トランスの代わりに
スイッチング電源アダプターを使っている。
(特にノートPC用のモノが良い様に思う。個人的にSONYのVAIO用が好きです。)
トランスとの比較でどちらが良音質的に優位なのか?という部分が詰めきれていないが
レギュレーションという部分では間違いなくスイッチングでアダプターが優れている様に思う。
だだ...出力電圧が同じで容量が違う場合、どちらが音質的に良いのか?という部分に疑問があった。
最初のうちは容量が大きい方が良いに決まっていると思い込んでいたのだが
比較視聴するうちに うーーんとなって(笑)
明らかに小容量であっても音質的に好ましいモノが存在する事に気がついてしまった。
それでは理由はなんだろうか? ここでちょっと嫌な予感がしてくる。
エネルギー密度では...つまりスイッチング電源回路の発振周波数が関係しているじゃないかと?
それって調査と選択がかなり厳しくなってしまうパラメーターなワケで...

蛇足...
某中古品販売店には腐るほどに電源アダプターが青色輸送用コンテナに溢れていて
時々それをかき回しに出かけている。中華メーカーの正体不明品とかもあるが
一応、名の通ったラベルが付いたモノの中から見繕っている。

参考リンク  APU1 2 用12V電源 新電源基板組み込み2ch

— posted by くま at 05:50 pm  

懲りずにAPU用電源に手を入れた...

Pink Faun I2S Bridgeの外部電源を改造する過程で得られたノウハウを
APU用電源に注入して見たのだが...
結果はPink Faunカードに見られた音質変化と同様な変化が感じられて
一先ず成功だと思われる。
最近の自分は何時もどうやったら低音域が良く鳴るのか?それしか考えていない(笑)
某師匠が言っていたがトランジスタ出力側にぶら下がるコンデンサーは
トランジスタのhfeを上げるためのモノだと 果たしてそうなのか?
それじゃ 10000μF付けたら...hfe高めのトランジスタに交換したら?と試行錯誤を繰り返しているが
大容量化して効果がある容量には限度がありその容量は思っているよりも小さいと言う結論だった。
そう...大体何百μFレベルではないだろうか?
対して入力側はどうなのか?当たり前なのか分からないけれど
供給元のトランスやスイッチング電源が許す限り大容量な方が良い様に感じている。
まぁこれも前述の様に限界があるがそれは供給元の容量によるのだが...
以前に村田製作所サイトで違う種類のコンデンサーを組み合わせて使うと
インピーダンスの山が2つ出来て好ましく無いという記事を読んだ記憶があるが?
組み合わせの善悪よりも徹底的に低周波と高周波の両端のインピーダンスを下げる工夫が
高音質への近道だと考えるこの頃である。
蛇足...
最終段のスイッチングトランジスタのhfeは高い方が有利というのが一般的な説だと思うが
実はそれだとドリフトが大きくなる様に感じているが?どうなんだろう。

— posted by くま at 05:06 pm  

通常の電解コンデンサーを一個も使わない電源

通常の電解コンデンサーを一個も使わない電源を作ってみた。
通常、低音域の力感を出すためには整流素子の直後に
大容量のコンデンサーを接続するのが定石なのだが...
フイルムコンデンサー、タンタルコンデンサー、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー等...
普通でいくと高音域が華やかだが低音域がスカスカになりやすい構成(笑)
なので今までに得られた低音が良く鳴る部品ノウハウを盛り込んでその部分を補う様に注意した。
その結果はいかに!?
追記...
うーんやはり大容量の電解コンデンサーを使わないとベースが沈んでくれない。失敗(泣)

— posted by くま at 08:32 pm  

市販のポータブル電源について

他人のブログを見て批判めいた投稿をするのは趣味じゃないし下衆な事だと思う。
ポータブル電源が良いという記事を見た。うーーん 疑問点がぁ(苦笑)

本題に入る前にAudio世界で良く語られる常識?として
1.電池を使用した電源は他のどんな電源回路より優れている。
2.リニア電源は電池使用の電源の次に優れている。
3.スイッチング電源はノイズまみれで音が悪いAudio機器に使用してはならない。
というのが前提で以下を書いています。

ポータブル電源の簡単な仕組みとしては
内部に充電池が入っていてそれをエネルギー元としてAC100Vを出力する機器だ。
ただし充電池の出力は当然直流電圧(DC)なのでそれを家庭用AC100V器具には接続できない。
なので内部で交流に変換、電圧値を交流100V(141Vpp)にする必要がある。

この変換をする回路の事を一般的にインバーターという。
インバーターとは直流電流を交流電流に変換する装置で
この回路は極論的に言うとDC-ACコンバーターと言ってしまって差し支えないと自分は考えている!?
(異論があれば教えて欲しい。)
更に言い換えればスイッチング電源の入力を充電池に変えただけだと思うのだが?

自分的には充電池の出力を使用するAudio機器の電圧値を合わせて直接接続するのは意味があると思うが(無変換...)
インバーター回路を通して接続すると直流から交流に変換した電流を供給しているワケで
その回路で交流に変換する方法としては恐らく
トランジスタを使った発振回路と昇圧のためのトランスを組み合わせた所謂スイッチング電源回路だと思う。
その回路で果たして正確なsin波で発振し動作しているのか?という部分がどうも気になる。
メーカー等電気製品開発テスト用のAC電源は内部にROM的部分があり
そこに正確なsin波が記録されていて自身で発振したAC電源周波数と絶えず比較しフィードバックをかけて
波形を正確に出力する様にしていると思う。(自分が現役時に使っていたものは)
話が逸れました繰り返しになりますが
DC-ACコンバーター、仕様 入力:DC数V 出力:AC100V がポータブル電源の正体だと思うんですね。

だがしかし...実際に購入して使ってみないと音の良さは分からないのがAudioなので
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ポータブル電源をAudio機器に使用するのは意味が無いという主張をしたいワケでは決して無い。
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理屈ではなく「繋いでみたら音が凄く良くなった!」というのもAudio世界だから...
あぁそうだ何故に正確なsin波がAC電源に求められるか?についてはそのうちに書きます(笑)

— posted by くま at 12:41 pm  

Pink Faun I2S Bridgeカード用電源

少し前に定番トランジスタをコンプリで購入してhfeを測定しペアを取り後
電源基板の差動増幅部分に入れて見たらドリフトが減り且つ出てくる電圧値が計算どうりに...
という記事を書いたがやっと音がまとまって来たので画像を上げる。
(回路図的に左右対称にトランジスタの向き合う部分のhfeを出来る限り揃えた。)
秋月から購入した動作にはGNDが独立した別電源が必要となる(笑)電圧計を取り付けてある。

5v-out


回路図的に左右対称にトランジスタの向き合う部分のhfeを出来る限り揃えた。

— posted by くま at 10:42 pm  

もう一年以上温めて忘れた(笑)

自家製のDACやデジタルチャンネルデバイダーにメインで使用している電源基板です。
電圧精度は良いのですが瞬間的に変動する負荷には少し弱い傾向があるので
必用容量の2倍以上になる様に注意していますが...
回路的には二段式 NJM2397(可変レギュレーター)+ TPS7A4700となっています。
二段式電源回路は某有名ガレージメーカーの電源回路がすべてその構成になっていたのを見て
真似をしてみたら おぉ!って感じて(笑)それ以来すべてそうしています。
電気的スペックだけ見れば必要性が無いとも思える(笑)
でも一度やったら止められないと(笑)まぁやって見た事が無い人には理解不能だと
特にLDOを使用する場合は前段で荒く直流化するとびっくりするほど音質が変化します。
この基板は最終バージョンですが現在までに10枚程作成してすべて使用済みです。
追加で欲しいと思っていたのですがダラダラ時間が過ぎて円安が進み発注出来ず今に至ります。

TP-POWER



— posted by くま at 08:07 am  

独り言...

まぁ結局やるかやらないかは自分の考えに沿うかどうか?
過去の経験と比較とか
自分の庭先から出られないのだが見える角度が少し変わるから良くなったぁ〜で!終了...

AC部分にアレを使うとダメなんだがサイン波が潰れて上下非対称になっているのに
見てないから何か変わったぁ...で終了。

— posted by くま at 05:37 pm  

PC-Audioの電源はその音質の殆どを決めてしまう(1)

オススメの電源は?という質問をいただいたのだが自分環境も発展途上という(笑)
電源基板も市販品のままというモノは無く改造しています。
通称 熊電源 というオリジナル?の基板もありますが まぁ素人がやっている事なので
プラシーボてんこ盛りの可能性があります。(笑)
ただ最近分かって来たのはローノイズ、瞬間的大電流の供給力のどちらを優先するのか?
という部分、それは接続する負荷により選択するべきと個人的には考えている。
以前はとにかくローノイズを追求していて
ファインメットという穴に落ちてしばらく迷走していた時期もあったが(笑)
交流が流れる部分にファインメットビーズを使った場合にその磁気飽和する容量が小さいため
波形歪が起こり後段への負荷が増して音量が小さくなっているのを
静かになって音質が向上したとか勘違いしていたり(笑)まぁ色々穴に落ちた。
失敗談はこれくらいにして本題に

1.瞬間に大電流を要求される部分に接続する電源はノイズ特性よりも瞬間的供給能力を重視して選択するべき。
たとえ動作してもLDOは余り適していないと思う。
例:安価なリニア電源でプレーヤーPCを動作させるよりもまともなメーカーのATX電源(スイッチング電源)で動作させた方が音質が良い様に思う。
例外として12Vまでの電源で中容量な電源で動作する小型PCや5V程度で少電流?でも動作するSOC系のPCでは
リニア電源で高音質を得られる場合もあると思います。
これは試作してみたスイッチング電源12Vです。

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※二段式 NJM2397+TPS7A4700

1537457254P1



2.DACのデジタル処理部分(演算処理等)はある程度の容量は必要だがノイズ特性重視で選択。
自分環境は※二段式にしている。
批判を浴びそうだがや○さんの基板は一段のTPS7A4700基板だが
その後段に同じTPS7A4700を接続すると音にキレが出る様に感じる。
マイペースさんへ答えられるとしたら
まずはこの辺からテストして見て出音がどう変化するのか?を確かめると良いかと思います。
やなさんの基板によってはレギュレーターが三段になってしまう部分もあるかも知れませんが
それでも音の傾向がどう変化するのか?知るのも有りだと個人的には思います。

AS


この基板は回路的にはたかじんさんの「non-NFB電源DC-Arrow」の前段に可変3端子レギュレーターを付けたモノです。

1596256827


3.DAC出力後のアナログ回路(IV)部分は小パワーアンプ用電源基板が適していると思う。
使用するオペアンプは耐圧が高いモノ程音質的に良い様に感じる。

追記 まったくオススメしない部品選択です。 超高次ネットワーク
   好みから外れる悲惨だと思いますが(笑)Panasonic製のフイルムコンデンサーにすると別物に変わります。
   環境によっては低音域のグラデーションが聴こえるかも知れません。
   ですが...基板のコンデンサーのフットプリントサイズが小さすぎて通常の方法ではハンダ付けは不可能です。
   加えてこのフイルムコンデンサーはリフロー専用で極端に熱に弱い欠点がありハンダごてで作業するのは厳しいです。
   (熱を加えすぎるとフイルムの結合が壊れてバラバラになります。)
   で!とても高価なコンデンサーなので失敗すると辛いです。

— posted by くま at 04:00 pm   commentComment [2] 

リモコン電源タップ

30Aの接点容量のリレーを仕込んだら差込口が減ってしまい 何だかなぁ状態(笑)
4台の真空管アンプを同時にON-OFFするためのものなので使えるのですが...
仕込んだリレーはOMRON G7L-1A-TUB-CB-AC100/120です。
型番から大体に仕様がわかるのですがコイル電圧はAC100〜120Vです。
下手なDC電圧のものより調達が簡単です(笑)
画像上のコンセントプラグをAC100Vへ接続すると接点ONです。
実は昔購入したオーディオテクニカ製のパワータップで類似品が使われていたのを見て
回路も真似して今回の制作となりました。
何時もの通り?タップからの電線は3.5sqを使用しました。
音に対しての効果は感じられますが掛かった費用を考えるとイマイチかなぁ(苦笑)

tap30


rel



— posted by くま at 05:55 pm  

ACインレット AC100V

自分はDAC、デジタルプリアンプ、デジタルチャンネルデバイダー等を自作している。
それらの機器にAC100Vを取り入れる部分がACインレットであるが
その端子部分接続方法として自分はハンダ付けをしていたというか
それしか知らなかったが(笑)つい最近までは....
ある時ネットを見ていたら圧着端子の達人を目撃し
その方がその部分を圧着端子で接続しているのを見て 
へぇ〜 そんな方法が...という感じだった...
画像は最近改造したAC100V入力部分 ファストン端子(#250メス使用)

INret


最近の自分はとにかく自作機器のAC100V配線は太く短くすると良いという事に気がついてしまっている。
すべて3.5sq以上なら最高とか思っている(笑)
まぁ3.5sqという太さはホームセンターへ行って切り売り電線コーナーへ行ってみればわかるが
普段目にする電線の類と比較すれば極太と感じるのではないだろうか...
で!本題のACインレットである。
ハンダ付け用の端子部分では極太線の接続には取り回しが困難になるので限界があるが
圧着ファストン端子を使用すれば楽々3.5sqの配線を接続出来て且つ組立時も
取り外しが可能で機器内部のAC100Vも極太?に出来る。
注意点としてACインレットにはタブ端子(圧着ファストン端子用)のものと
ハンダ付け用のものが存在していてパーツ屋店頭に並んでいるのは
一般的なハンダ付け用のものである事だぁ〜
左:ハンダ接続用   右:ファストン端子用 AC-P21CF50

in2


蛇足...何故にAC100Vの入力部分の極性を変えられると便利なのか?
自作だけど一応Audio機器(笑)なので筐体側がGND電位に近くなる極性に合わせたいから!!
接地極付3Pコンセント側だと分解が面倒じゃないですか(笑)

— posted by くま at 05:58 pm  

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